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柏の葉には街の形を変えられる可能性がある。
人が集まってきて議論する中で、
夢が広がり、良い循環が生まれる
可能性があると思うだけでも、夢が広がる
森さん(司会)「柏の葉で今後どんな未来を目指しているのか、具体的にやりたいことなども含めてお伺いしたいと思います」
竹下さん「若い街であることが、私が考える柏の葉の一番のメリットです。やはりエネルギーを持った世代が集まってくるような場所、そうした場所で居を構えて仕事ができるというのが、すごくいい環境だなと思います。それにマッチする形で大学であるとか、意識の高い企業や人が集まっている環境そのものが、まず大切。
柏の葉を中心に、人的なリソースと、場所、環境をうまく活用した中で事業を発展させていければと考えています」
今村さん「実はものづくりの企業というのは、東葛地区にものすごく集まっているということを県の産業振興課の方に教わりました。そうした中で、この柏の葉を中心にものづくりをやっていく。そのものづくりの中でも、たぶん今からはエネルギー問題を中心とした、何かのものづくりだろうと考えております。
僕の場合はたぶん、メインになるのが水素。そのサプライチェーンを作ることによって、水素を応用した何か。例えば、災害時の発電というのもあるだろうし、それを使った何かを試作していくという人たちが、柏の葉を中心に集まってきてくれるといいなと思うので、そうしたことをここでやっていきたい」
李さん「今日は皆さまのお話を聞いて、とても良い刺激を受けました。ららぽーとの屋上のプロジェクトを何とか成功させ、それを1つのモデルケースにして太陽光のスマート化、太陽光のDXにチャレンジしたいと思っています。一方で今日、皆さまの話を伺いまして、エリアの活力と、ここに来たら絶対、何か新しい考え方と、新しい考え方を持っている方々に出会えることを改めて感じまして、もっと積極的にいろいろなことに関わっていきたいと思うようになりました」
森さん(司会)「柏の葉で実現したいことというのは、皆さん、柏の葉の環境を活かして、このスマートシティをもっともっと充実させることを考えていらっしゃると思ったのですが、沖さんはどんなことを感じられましたか」
沖さん「今日のお話を聞いていて、柏の葉というのが、例えばデジタルトランスフォーメーションにせよ、エネルギー供給にせよ、自動運転にせよ、何かこう街の形も変えられるっていう、その可能性があると思うだけでも、夢が広がります。
つまり、新たなものづくりをして、新たなサービスを提供するだけではなくて、それに応じて私たちの家も変わる、あるいは暮らし方、働き方も変わる、というのもやっていいよという場になりつつある。
そうだとすると、それ自体に柏の葉の魅力が宿って、もっとやりたい人が集まってきて議論する中で、こんなことになったらもっと安全で快適な街にできるよね、みたいな良い循環が生まれるんじゃないかと思いました」