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カイコを使った新型コロナウイルス対策が話題に
2000年に創業したゲノム創薬研究所は、2014年に東京大学の構内にあるアントレプレナープラザから東大柏ベンチャープラザにウェットラボを移転しました。
「カイコにはバイオハザードのリスクはないのですが、研究のために病原性物質を扱うのでバイオセーフティP2レベルのラボが必要なのです。東大柏ベンチャープラザは設備が充実していますし、P2レベルの研究ができるのが大きな利点です。東大柏ベンチャープラザには、東大柏キャンパスが隣接しているため、共同研究をする上でも便利でした」
ゲノム創薬研究所は現在、東大柏ベンチャープラザと、関水さんが在籍する帝京大学医真菌研究センターの2つを拠点に研究開発を行っています。新型コロナウイルス感染症の影響で、いくつかの共同研究が中断されていますが、一方で新たな展開がありました。
「関水名誉教授は新型コロナウイルス感染症の重症化のきっかけとなるサイトカインストーム(免疫暴走)対策を研究するため、『サイトカインストームモデルカイコ』の作製に取り組んでいます。これが成功すれば、新型コロナウイルス感染症対策に何らかの貢献ができるかもしれません」
DATA
- 株式会社ゲノム創薬研究所
設立 2000年12月21日
所在地 ラボ
〒277-0882 千葉県柏市柏の葉5-4-19
東大柏ベンチャープラザ201A 201B
電話 (04) 7128-8066
事務所
〒113-0033 東京都文京区本郷3-4-5
ハイムお茶の水2階D室
電話 (03) 5684-8570
URL http://www.genome-pharm.jp/index.html